二回目の寄稿です。
みなさん、好きな建築家はいますか?
我社の事務所所員に聞いたところ一位は隈研吾さんでした。「隈研吾 建築ツアー」なんてのもあるようです。さすがです。かくいう私は丹下健三が一番好きかも。ちょうど学生の時に東京都庁舎(設計丹下健三)が竣工し、授業の調査の一環で行くことになりました。過去の設計、丹下健三の今までの作品を見てみると実に圧倒されるのです。(都庁舎もですが。)1964年9月にできた「国立代々木競技場」が国の重要文化財の候補にあがるというNEWSが入ってきました。で、久しぶりに行って来ました。
オリンピック直前の整備工事ということで、敷地内は入れませんでしたが、ぐるっと回ってきました。もうこの建築物は57歳です。前回の東京オリンピック大会の為に建てられた建築物です。当時はプール会場。(私が生まれる前です。)しかし、古びない、美しい、ダイナミック!!二本の柱(外観で高くなっているところ)にワイヤーを張り、大屋根を吊っている構造です。当時、この構造はどう検証したのか!?外部のイメージのまま内部空間を創っています。写真は第一体育館と第二体育館。どこから撮れば「兄弟アリーナ」が入るのだろうか・・・。今回もオリ・パラ競技場になっています。にっぽん、がんばれ!シドニーのオペラハウス、上野の国立西洋美術館が世界遺産になっている。日本人建築家の丹下健三の傑作、国立代々木競技場も世界遺産になって欲しい。世界投票したら一番ではないかと思うのは私だけか・・・。まずは国の重要文化財へ。是非、見て欲しい建物です。
(山岡)
Comments